GW最後の一日・編・1



長いようで短かった新婚旅行から帰宅したのはつい昨日の事。

今日はGW最後の一日である。

疲労が溜まっているのかぐっすりと眠る幸田の隣から、三城はそっとベッドを抜け出した。

「・・・恭一」

見ているだけで襲いたくなる寝顔だ。

だが今はそんな時間はない。

客人を迎える仕度をしなければならず、三城は惜しみながらも幸田から視線を逸らせると寝室を後にした。

とはいえ、客人を迎える仕度が必要なのは幸田も同じで、直に起こしてやらなければならない。

朝食を食べている時間は取れないかもしれないが、そもそも帰国後買出しに出ていないこの家に食べられる物が、特に朝食となるような物があるのか疑問である。

そういえば、寝室に飾るフォトフレームが買いたいと幸田が言っていたし、客人が帰ればすぐに出かけても良いだろう。

たまには幸田に連れて行って貰うのも良いな、などと唇を歪め、三城はシャワールームへ消えたのだった。



*目次*