君と僕と・2


日に日に寒くなり始める季節になった。

年中変わらない薄手の毛布を身体に巻きつけて、足や腕を小さく折りたたんで出来るだけ熱を逃がさないようにする。

それでもガタガタと震えは止まらなくて、これ以上寒くなったら死んでしまうと思った。

実際、僕の小さな部屋の外からは「今日は誰が死んだ」「あいつも死にそうだ」などと客達の噂話が聞こえてきたけど、温かくなる事はない。

毎年そうだから、今年もそうなんだ。

氷のように冷たい床に触れてしまった裸足のつま先を擦りながら、僕は遠い遠い「夏」を思い描いた。

   
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