君と僕と・21


僕とアスは一緒に眠っている。

毎日。

僕が部屋の隅から動かなくなった時も、アスは僕の隣で眠ってくれた。

今日も一緒だ。

朝起きると、僕は顔を何かに打つけた。

顎の下に何か硬い物があったのだ。

やっとベッドで眠る気になったのに、目覚めが最悪だ。

とても痛くて、ソコをさすりながら隣で寝ているアスを揺さぶって起した。

不満を八つ当たりするように、乱暴にソレを差し出して示した。

「良かったですね、サンタさんが来て」

アスはなぜか照れて嬉しそうに言うけど、僕はサンタさんが何かもわからない。

首を傾げて見せると、アスも不思議そうに言った。

「サンタさん、解らないんですか?」

頷いて見せると説明をしてくれた。

「サンタさんはクリスマスの日の朝、いい子にプレゼントをくれるんですよ」

そう言って、アスは僕の頭を撫でてくれた。

いい子。

僕をいい子だと言ってくれて、とても嬉しくい。

「ほら、笑ったら凄く可愛い」

アスは僕の頬に触れて言った。

「開けてあげますね」

僕の手からその箱を取ると、ビリビリと音をさせてそれを開ける。

「わぁ、ネックレスですね」

そう言うと、アスは僕の手の平の上にそれを置いた。

それは少し重くて冷たくて、ジャラっと音がする。

つけてあげる、と言われたので頷くとアスは僕の首にそれをかけてくれた。

それは小指の爪くらいの大きさの鎖が繋がったもので、ずっしりとした重みがあり、先端にプレートが付いている。

そこはボコボコしていたけど、その意味は解らなかった。

   
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