三城×幸田・お礼用SS
(謹賀新年)



「あけまして、おめでとうございます」

「あけましておめでとう」

今年一番の言葉はお決まりの新年の挨拶で、交わす相手は最愛の恋人だ。

その事が何より幸せでならない。

「三城さん、今年もよろしくお願いします」

年が変わる1時間ほど前から始まった行為は一段落し、二人はシーツの中で抱き合っている。

幸田は三城の胸の中で顔を上げてニコリと笑んで見せた。

ふわりと柔らかいその笑みには、顔中に「幸せだ」と書いているようだった。

三城にとっても何物にも耐え難いその身体を強く抱きしめる。

腕の中にすっぽりと入る一回り小さな身体は、折れそうな程に細くもあった。

「あぁ、俺もだ。二人で幸せな一年にしよう。」

楽しい事も待っているだろう、きっとケンカもするだろう。

笑って怒って、時には泣かすかもしれない。

それでも、一時過ぎれば笑って話せる、そんな風に年月を重ねて行きたい。

「三城さん、好きです」

「あぁ、愛してる」

重ね合わせた口付けは次第に深いものへと変化する。

昨年最後の行為の後は、今年初めての━━━

濃厚な夜は始まったばかりだった。



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