夜の太陽・昼の月・11


近藤と琥珀が共に暮らすようになり、暫くの時が経った。

お互いの気持ちが通じ琥珀は当然のように「仕事」を辞めている。

近藤は、「外でちゃんとした仕事を紹介してやる」とも言ったのだが、琥珀はそれを断った。

「迷惑でなければ家の事をしたい」

という申し出を、近藤は即答で了承したのだ。

今までむさ苦しい組員が掃除をし料理を作っていた家で、今は琥珀が毎日頑張っている。

元々真面目で献身的な性格故に、その仕事ぶりは「良い奥さん」そのものだ。

琥珀の嬌声が上がるのも毎晩の事で、「仕事」意外でセックスをした事のなかった琥珀は、近藤の愛を一心に受け、毎夜淫らに泣かされている。

生活に必要な物も、贅沢品も、余りあるほどに近藤に与えられ、琥珀は困惑しながらも嬉しそうに笑っていた。

自宅も琥珀のために全面バリアフリーにリフォームがされているし、他にも様々な改装が行われており、正に「愛の巣」だ。



「琥珀、ただいま」

「おかえりなさい、彰さん」

琥珀はそっと近藤に寄り添い、近藤はそれを抱きしめる。

自然と重ねあった唇は次第に深くなっていく。

「愛してるよ」

「僕も、、、」

二人の面持ちは、幸せ以外の何物でもないのであった。




【完】
 
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